これも看護師の仕事?美容外科の雑務!
華やかに感じる看護師の職場のひとつに美容外科があります。
働きながらきれいになれてしかも高給与、日勤のみでプライベートも充実させることができます。
確かにそのとおりなのですが、仕事内容は華やかなことばかりではありません!
基本的に美容外科はクリニックです。病院や一般的なクリニックでは助手さんや事務さんが行ってくれる仕事も看護師が常用的に行うことだってあります。
今回は美容外科看護師が行う「こんなことも看護師の仕事?」な雑務を紹介します。
目次
器具の洗浄、消毒や滅菌物の管理
クリニック内で手術や処置を行うのですから当然使用する器具の洗浄、消毒や滅菌は看護師が行います。
クリニック内には簡易オートクレーブが1~2台設置してあります。それらを使用して滅菌物を作成し管理します。
予約に間に合うように滅菌をする
ほいほいと作成し、滅菌をかけていれば良いわけではありません。
簡易オートクレーブですから一回に機械内に入る滅菌物の量と時間を調節しながらかけなくてはいけないのです。
手術や処置が少なく、オートクレーブにかける滅菌物も少なければ全く問題ないのですが、繁忙期には予約に入っている手術や処置内容を把握し限られた機械たちをその予約に間に合うように逆算しながら滅菌をかけなくてはいけません。
パッキングのミスや洗浄の失敗は許されない
時間がギリギリですからパッキングのミスや洗浄の失敗は許されません。
確実に滅菌をかけなくてはいけないものを把握しながら作業に当たらなくてはいけないのです。
通常業務をこなしながらの隙間時間を見つけて他のスタッフと連携を取りながら滅菌物処理をしているわけです。
「誰かがしてくれているだろう」では患者さんの処置が出来ないこともあるのでスタッフ同士の情報共有とチームワークも重要になってきます。
スタッフの制服や患者のタオルなどの洗濯
洗濯?なんて思う人も多いでしょう。病院では助手さんが、クリニックではクリーニングを使用や、事務さんがしてくれていることが多いです。
しかし、美容外科では洗濯は基本的に看護師の仕事になります。
雑務は看護師の方が多い
はっきり言って雑務は看護師のほうが多いでしょう。
受付さんは電話対応に会計、カルテ管理で結構忙しいのです。
無資格の彼女たちが雑務をせずに国家資格のある看護師が洗濯をする。強い違和感がある方も多いと思います。
看護師が洗濯するものは沢山!
洗濯物はスタッフの制服(受付・看護師・ドクター)、患者さんが使用するタオル、バスローブ、バスタオルなど。
ベットシーツなどは芳香剤の香りがして肌触りがいいようにランドリー使用します。
手術に使う手術用布、術衣はしわがないようにアイロンをかけるなど結構あるのです。
しかも毎日すごい量が出るのです。
診療開始前の院内清掃・消毒・修理
診療開始前の清掃は受付の方と担当箇所を分担して行います。
ただし、消毒は消毒液を使用するので看護師が行います。ドアノブや鏡、患者さんが使用するベッドなど日々消毒は行われています。
破損箇所の修理も看護師が行う!
後は破損箇所の修理。これも診療時間内の隙間時間を見つけて修理します。
使用する医療機器も看護師がメンテナンス、動作管理、チェックを行います。
病院のようにMEがいたら定期的にメンテナンスを行うのですが、自分たちで行わなくてはいけません。
手術後に処方される薬の準備や管理
手術後に処方される薬の準備、手術に使う点滴や麻酔薬、麻薬管理も看護師が行います。
一般的には薬剤師さんの仕事です。また、点滴類やチューメセントで使用するかん流液の在庫を把握、確保するといったことも行います。
年末には院内全ての棚卸作業!
年末に一度院内すべての物品から薬剤まで在庫状況や使用状況をチェックし本部に報告します。
余剰在庫等がないかどうかを本部が把握し、使用頻度が多い分院へ移動し、期限切れがないよう、全国規模で調節するのです。
これも看護師の仕事?美容外科の雑務! まとめ
以上が主な雑務になります。
国家資格を持って日々業務に従事していたら思った以上に雑用が多く、しかも無資格の受付さんが何もしないで自分たちがするという現実に違和感を覚える方も少なくないと思います。
しかし、これはどこの美容外科でも共通しているといってもいいと思います。
美容外科に転職をお考えの方は派手なところに目が行きがちですが、地味な業務も沢山あるという認識を持って挑みましょう。
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